我が自作ドビー織り機には二つの部分整経ドラムが備わっていて、一つにはスプリング式フリクションブレーキ、もう一つには錘式フリクションブレーキを付けています。

錘式の方のフリクションブレーキはブレーキをかけたまま一定のテンションで布を巻き取ることが出来るように調整してあります。今の所問題はないのですが、将来強い打ち込みで布を織る必要が出た場合のために改造をしたのである。

このレバーのような部品、普段はこの位置
そのとき、機の後ろのブレーキ用の錘はこんな具合。錘の袋を二つ吊るしてあります。
レバーを引くと、、、

吊るされた二つの錘のうち一つが持ち上がります。
これはどういうことかというと、普段は錘二つ分の重さで動かないようにがっちりブレーキをかけてあります。布を巻き取るときはレバーを引いて錘一つ分の重さで適度なテンションをかけたまま巻き取りが出来るという仕組みです。巻き終わったらレバーを戻してがっちりブレーキをかけます。これで強い打ち込みにも負けない子に育ちます。
座ったままワンタッチでずぼら操作が出来ようにしました。だんだんコクピットみたいになっていきます。

織りながら、こうだったらいいなあ〜って思ったことを少しずつ改善していくことは楽しいですなあ。