やっと文紗がさわやかな気持ちで織れるようになりました。

もじり用のふるえ綜絖(黄色っぽいナイロン糸で作った半綜絖)を引き上げた様子。

それと同時に下側になった経糸を押さえ用綜絖で押さえつけます。これで多少は開口が良くなります。ふるえ綜絖と押さえ用綜絖は同じろくろに吊ってあります。
(ふるえ綜絖と押さえ用綜絖の間隔を広げるために滑車も使ってます。)

念のため板を挟んで開口を確実にしておいて緯糸を通します。
ドビー綜絖を操作して平織りの部分、もじりの部分を作ります。
経糸を手でさばくとしっかり開口します。
ちゃんと模様が見えてます。黒い糸はwoven shibori用です。

拡大
平織り部分ともじられた部分で模様を作ってます。
ドビー綜絖は、文紗用に16枚、woven shibori用に8枚使用してます。

ふるえ綜絖を操作したり、経糸を手で捌いたり普通の織りより少し時間がかかりますが、一つ一つ指先操作でもじっていくより はるかに簡単に素早くもじり織りが出来るようになりました。
今回はwoven shiboriと組み合せているので8ブロックの模様ですが、おらの機だと最大で12ブロックの模様を織ることが出来ます。
吉田先生の本に載っていたろくろボックスを使ったもじり織りを参考にさせていただきました。せっかくろくろ式前機装置を備えたドビー織り機を作ったので、あんまり人がやらないようなものを織ってみたいです。紗や絽はそんなに難しくないってのはわかりました。羅はどうかなあ。近い将来チャレンジしてみたいです。