この夏シケンジョにて行われたシケンジョテキスタイル研修に参加させていただきました。

とはいってもぼくは夏のイベントの準備でわーってなっていたので後半からの参加でした。
いままでずっと1人で勉強していて、織物産地にいながらまったく交流がなかったのですが、参加して本当によかったと思っています。研修参加を勧めてくれた佃ちゃん、快く受け入れてくれたシケンジョの五十嵐さん、受講生のみなさん本当にありがとうございました!
研修では基礎的なことから始まって、織物組織を顕微鏡で調べたり、糸の種類の判別の仕方、撚りの回転数の調べ方など、さらにジャカードの紋データの作り方、実際にジャカード織り機を使っての試織など短期間で色んなことを教えていただきました。
それでジャカード織り機を使った研修の様子をどうぞ
これがシケンジョ内にあるジャカード織機
でかい、早い、音でかい
柄に対してどのような組織を使うのかのシミュレーションの様子
経糸も白、黒、白黒交互など色々用意されています。
自分でデザインしたものを実際に織らせてもらえました。

3色の緯糸と数種類の組織の組み合せで7色の柄を表現してみたり、、、
(下の写真、上部分と下部分で黄色が違いますが糸の太さを変えた結果です)

他の方は、、、
五十嵐さんの似顔絵を織ってました!
先週は五十嵐さん、研修で一緒だった方とその方の会社の社長さん、佃ちゃんと同僚の方が我が研究施設に見学に来てくださったりして大変うれしかったであります。
前にも言ったかもしれないけど、ボクは手織りをしていますが工業的ハタオリ(力織機)からたくさん学んできました。自分で手作りの織り機を作るときにジャカードの教本を読んだりネットで織機の動画を調べたりしました。
自分の機は整経を効率化させる工夫をしてあったり、コンピューターで綜絖を制御したり、前機装置がついていたり手織りの織り機の中では異端児だと思います。
なるべく効率化しつつ、複雑な組織を織れるようにしつつ、手織りならではの風合いを活かしたり、コンパクトな機で小回りが効くことを利用して多彩な柄を少しずつ織って行きたいと思っています。
力織機の世界では、昔のシャトル織機を使ってゆっくりゆっくり織って耳付きの布で手織りの風合いに近いものを織ったりしている方もいます。極細糸を使ってものすごく軽くて風合いの良いストールを作っている方もいます。
力織機の機屋さんと手織りの人々はあんまり交流がないのかもしれませんが、それぞれに良い面があり学ぶ所があります。産地を盛り上げるには両方が交流することが大切かもしれませんなあと思ったりして。ぼくはまだ全然素人ですが、将来 産地の変態枠で活躍出来たらいいなあと思っています。
何の話題かよくわからなくなってきましたが、研修とっても面白かったです!
シケンジョブログは知の宝庫ですよ。手織りの方達も是非ご覧になってください。

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