機の土台部分をコーチボルトで固定し直すという作業は大体終わりました。2×4定規を使って正確な位置をマークしてから下穴を開けました。これで将来パーツを交換するようなことになっても簡単に付け替えることが出来ます。


今週は織り機の手前部分の部品の取り付けをしました。ろくろ仕掛けを取り付け、その上にはドビー制御用の小型PC(ラズベリーパイ)とディスプレイをのっけました。
機の調整をするときに二本のろくろ棒が固定されている必要があるので、回転止めの鉄の棒を挿せるようにしました。
布巻き部分も作り直した。綜絖通しをする時などに機の内部に入り込む必要があるため、なるべく簡単に取り外しが出来るように工夫してあるのです。
胸木も作り直した。
今回はボルトでがっちり固定出来るタイプにしてみました。これで木が多少よじれていてもまっすぐに修正出来るのです。もちろん胸木も簡単に取り外しできます。
さらに、胸木下の土台部分の側面ににこんな感じに加工した木をつけました。
ここに木材を乗せれば織り前部分が広くなります。シャトルやお菓子、あるいはそれ以外の自分にとって大切な物を見つけてきて広がったスペースいっぱいに並べることも可能です。(拡張用の木材は以前胸木として活躍していたものを再利用)
続いて座る部分です。ここがもっとも時間がかかったかもしれませんなあ。
土台に木を乗せてボルトを締めただけじゃん!と言われるかもしれないけど、、、
この座る位置、高さを決めるのがとても重要なのです。この位置を基準にして胸木や布巻き、ろくろ装置などの位置が決まってくるのです。高さも重要です。踏み木が踏みやすいか、足腰に負担がかからないかなど、なんべんも空気椅子をしたり、椅子に本を乗せたものを持ってきて座ってみたりして色々確かめました。
なんと座る部分は手前側のボルトを回すと座面の傾きを調整出来るようにしてあります。簡単な仕組みなんだけどね。この微妙な傾きがなんだかいいんだよなあ。
ドビーやぐらにハンマーというパーツを乗せてみたんだけど、ハンマーの位置とソレノイドの位置が微妙に合いません、、、計算通りに作ったはずなんだけど、、昔のメモを見直してみたら、ソレノイドを固定している間隔が自分が思っていたのより0.25mm大きかったのです。たかが0.25mmでも24個分の誤差は6mmになってしまうのです。
ちゃんと確認しなかった自分を呪いながらソレノイド固定用の穴を開け直したのであった。