ルンルン気分で綜絖通しを終わらせて、、、滑車とろくろを組み合せたもじり仕掛けもセットしました。

最初のもじり半綜絖の操作はまあまあ良くいったんです。
しかし、次のドビー綜絖の操作のときに、もじり半綜絖が絡んで上手く開口しない所があります。せっかく試し織りして動作を確認したのになあ。
たぶんもじり半綜絖に使った糸が太すぎたんです。しかも滑りが悪い。タコ糸を選択してしまった自分が憎いです。
そんなわけで機料店で売っている細くて滑りの良いナイロンの糸で作り直してます。
ナイロンカタン#6ってのを使ってみたけど吉と出るか凶と出るか、、、
あと、仕掛け自体を少し変えてみようと思います。今度はきっとうまくいくぞ〜。
たまに『織り機 自作』とか『織機 自作』で検索してみることがあります。
すると木枠で作るような簡易織り機や段ボールで作るようなものがたくさんヒットします。一番最初に作る織り機としては簡単でいいと思うんですが、その後が気になっています。その織り機でずっと織り続けているのか、それとも数回使ってそれっきりなのか。手織りの機織りっていうとメルヘンな感じか、絶滅寸前の伝統工芸の超絶技巧っていうのを想像する人が多いように感じます。もしくは少数民族系とか。とにかくすごく特別なことを想像するみたいですね。
自分の織り機は部屋に置いてもなんとか生活出来るような大きさで作りました。(約畳一枚分のスペース)超絶技巧はちょっと無理だけど、市販の機では無理な模様が織れるような仕掛けが備わっています。専門の機大工さんじゃなくてもごく普通の日曜大工や電子工作の知識で作れるようになってます。特別すごい材料とか使ってないのでお値段も普通の8枚綜絖の機よりずっと安いです。自分で作れば壊れてもすぐ治せますし、仕掛けを拡張しやすいようにデザインしてあるのでどんどん改造していけます。
おらは伝統そのままを引き継ぐということには全然興味がないのですが、自分のやっていることが手織りを継承することにつながっていくような気がしています。