そろそろおれの自作機「火焔山」で織り実験をはじめたいところだけど、その前に男にはやらなければいけないことがあるのです。
まず、綜絖部分。踏み木を踏むと綜絖が上がる仕組みなんだけど、元の位置に戻す仕組みが足りていなかったのです。綜絖が上がったら上がりっ放しなのです。
色々考えた結果こうなった。バネでひっぱって戻す仕組み。これで元の位置にキビキビ戻ります。


バネの長さがまちまちなのは引っ張る強さを試行錯誤しているためです。普通のろくろ式に比べたら踏み木を踏むのに力が必要かもしれないけど、たいしたこと無いです。
前回の角材のみの原始的な布巻きをほんのちょっと進化させた。
太い丸棒に穴をあけて細い丸棒をさした。


細い丸棒の先を機に貼った黒いゴムシートに当ててます。ここに生ずる摩擦の力でもって太い丸棒(布巻き棒)が回転するのを阻止するという恐るべき仕組み。アジアの少数民族の機によくある仕組みを参考に、さらなるグリップ力を求めてゴムシートを張ってみました。
丸棒の反対側にも90度ずらして穴をあけて細い丸棒を差し込んであります。

つまり左右の細棒を使って四分の一回転分の長さの布を巻くことが出来るということです。
たて糸の張力は機の反対側に重りを吊るして調整するつもりなので、こんなシンプルな仕掛けでも大丈夫だと思います。自分で歯車作ってギヤ式にも出来るけど、誰でも簡単に真似して作れる機を目指しているので、なるべくシンプルがいいです。
次はかなり重要な部分の製作実験にとりかかります。
ちゃんと出来るか、やってみないとわかんないです。