先日作った半綜絖を使ってみます。
半綜絖に棒を通しておいて経糸を通すと楽みたいです。
以前改造リジッド機でも ちまちまと文紗を織ったことがありますが、今回はドビー綜絖と前機装置(綟り用半綜絖と押さえ用の綜絖)でいっちょ頑張ってみます。文紗っていうのは紗と平織りの組み合わせで柄を作る織り方です。おらの機だと12ブロックの柄を織ることが出来るはず。このまえ 歯を磨いているときに、おらの機の仕組みだとダブルウィーブ(風通)と文紗が同じ綜絖通し、同じリフトプランで織ることが出来るということに気がついたのです。(普通のドビー機では無理です)試しにちょっとだけ織ってみた結果、大丈夫そうです。真ん中の部分だけ捩れてます。
なるべく織りやすくするための滑車を使った特殊装置も準備してます。そんなに大げさな仕掛けではないけどちょっとしたことで織りやすさが変わるのです。実際に使うときに説明します。あと、ドビー用綜絖子に吊るす中尾式錘を付け替えています。以前より2グラム重い10グラムです。織り機作りも織りの勉強も独学なので試行錯誤ばっかりです。今回みたいにせっかく作った錘を作り替えるなんていうこともよくあることです。でもまあ自分の経験を誰かが共有して、活かしてくれれば良いのです。
独学とはいうものの たくさんの本、たくさんの先輩方のアイデアを参考にさせていただいています。アイデアを使わせていただく代わりにそれらを発展、再構築して次の誰かに渡していきたいです。
60年くらい前に書かれた本を読むと今よりずっと高度な内容が書かれていたりします。せっかく研究した内容が現在の手織りにあまり活かされていないのではないかと思ったりしちゃったり。
現代は普通の人間がホームセンターやネットで普通に売っているような安い材料でドビー機を作れちゃうような時代です。
せっかく今の時代に生きているんだから色んな技術を利用しつつ先人の知恵を拝借しつつ織っていきたいものです。
- 変な糸綜絖を作って日が暮れる
- 二つの技法を組み合せたい
「試し織り、仕掛け作り、ドビー綜絖改良で日が暮れる」への2件のフィードバック
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こんにちは
今日のブログでrumbeさんのことを紹介してしまいました。
興味はありつつの相変わらず読み込めてはいないのですが、いったいいつから織機の改造をしているのかと探してみたら2011年でした。
もう5年も手掛けているんですね!
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みのわ先生 紹介して下さってどうもありがとうございます。とってもうれしいです!
いやー5年も前から機をいじっているとは我ながらびっくりです。ぼくが5年かけてたどり着いた所に、他の人がもっと早くたどり着けることが出来たらいいですね。