(以前のブログから日記を移設したのですが、なぜかこの日記が移動出来ていなかったので手動で追加しました。実際は2016年12月8日に書いた日記です)

先週、銀座で行われていた染織作家、『冨田潤さんとホリノウチマヨ』さんの展覧会に突撃してきました。

突撃してきたとはいうものの、最初ボクはあまり乗り気ではなかったのです。
冨田さんはあまりにも巨匠です。あまりにも心の師匠的存在なので、お会いするにはまだ時期尚早だと思っていたのです。だがしかし、いつも人の背中をどんと押す『tukuwa textile:』こと佃ちゃんに付き添われて行ってきましたよ〜!
 
東京こえ〜、音でかい〜。
 
手織りをしている人なら知らない人はいない、冨田潤さんはそんな方です。絣や経糸捺染(P.kasuri)などの手法で作られたタペストリー、帯、パネル、そして三日間足で踏み続けて仕上げるという二重織りの分厚いラグなどが有名です。どれも生活の中で使われる美術品です。一目見て冨田さんの作品だ!とわかる存在感、色の深み、洗練されたデザイン、、、数年前ネットで知った時、本当に衝撃を受けました。
 
ボクの心の師匠的存在である冨田さんは、ご自身で織り機を改造したり、独自の工夫をこらした道具を使われています。そんな所も衝撃を受けたポイントです。
 
ボクが数年間かけて織り機を作っている間、冨田さんの存在が心の支えになってくれました。親の背中を見て育つというか、師匠を良く見て成長するというか、、、もう何言ってるかよくわかんない!
 
今回初めてお会い出来た冨田さん、とても大きな方でした(身長も含めて
佃ちゃんも一緒に
胸一杯になり会場を出たのですが、ご飯を食べ冷静になった後、結局もう一度会場に戻り『P.kasuri』のパネルを購入させていただきました!どこからでも眺められる位置に飾りました。
ボクもいつか人の心を燃え上がらせるような、閉塞感漂う迷路のような世界に灯る道しるべ的存在になりたいと思うのです。あと、丸眼鏡が似合う男になりたいです!
 
お会い出来て本当にうれしかったです。